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眼精疲労からくる肩こり・首こりの関係について
眼精疲労と肩・首こりの関係
眼精疲労と肩こり・首こりにはさまざまな関係があります。
その中のいくつかを今回は紹介していきます。

目を動かす時に働く筋肉
眼球運動のための筋肉が首にあります。
その筋肉が後頭下筋群と言われている筋群です。
後頭下筋群は後頭部と首の境目に存在し頭部の微細な動きや目を動かす時にも共に収縮します。
そのため、目を使いすぎるとこの後頭下筋群が疲れて首コリが起こります。
目が疲れた時の首の動き
目が疲れてきたときには視点を合わせる時に目が動かずに頭を動かして視線を合わせに行くようになります。
目がサボりだすことで首が代償的に動き、首・肩こりを引き起こします。
肩こりによる血行不良
目に向かう血管が肩こり・首こりによる筋肉の圧迫により血行不良が起こり、目が疲れやすいという状態になります。
温かいお風呂にゆっくりと浸かったり、首を温めてあげたりすることは眼精疲労に効果的です。
目への血流量を増やすツボに「光明」と「合谷」というツボがあります。
光明はふくらはぎの外側で外くるぶしから指7本分上にあります。
合谷は手の甲の親指と人差し指の間のところで人差し指側の骨の中央にあります。
いずれも目の血流改善に効果的とされています。
眼精疲労と肩こり・首こりにはさまざまな関係がありますので、両方にしっかりとケアを施してスッキリとした生活を送りましょう。
睡眠と体温の関係。睡眠の質を高めるために大切な事
睡眠は健やかな生活をするために必要不可欠なものになります。
睡眠時間はとても大切な要素になりますが、質が悪ければ損をしていると言ってもいいと思います。
睡眠と体温の関係
睡眠と体温には関係があり眠たくなる時には体温が下がっていき起きるころには徐々に体温が高くなっていきます。
深部体温
日中などに眠たくなった時に体が温かくなっていると感じたりしますがこれは皮膚温度であり、表面的なものになります。
質の良い睡眠のために考えたい体温は深部体温になります。
深部体温が高い状態から下がることで眠気を感じ入眠しやすくなります。
深部体温の高め方
どのようにして深部体温を高めていくかというとそれはお風呂になります。
40℃ほどのお風呂に15分浸かってもらうと深部体温が高まります。
そこから約90分かけて体温が下がっていきます。
そのためお風呂は就寝1時間半~2時間前に入ることがおすすめされます。
熱めの温泉に浸かった日にぐっすり眠れるのはこのような仕組みがあります。
深い眠りのためにはこの深部体温が高いところから低くなるところまでの温度差が重要になります。
睡眠不足は頭痛や集中力が続かないなどのほかにうつ症状にもつながるため質の良い睡眠を適切な時間確保しましょう。

偏平足に対するトレーニングの「タオルギャザー」で抑えてほしいポイント
タオルギャザーとは
タオルギャザーとは床にタオルを敷いてそのタオルを足の指でたぐり寄せるトレーニングです。
捻挫後のリハビリや足趾の機能の向上のためによく使われるトレーニングになります。
ポイント
抑えてほしいポイントは動かす関節の違いです。
足の指の一番先端にある関節で地面を押しつぶすように踏んだ状態でタオルをたぐり寄せます。
足の指のみでタオルギャザーをするより足の裏の筋肉を使っている感覚があると思います。
より効果を出すための工夫
タオルギャザーを座った状態で膝を直角の状態に曲げたまま行わずに、足の裏が地面から離れないぎりぎりまで膝を伸ばした状態でタオルギャザーを行いましょう。
強度が上がりなかなかきついとは思いますが、成果を出すための一工夫になるので頑張りましょう。
偏平足は様々な症状につながるため予防をしていきましょう。
腰の痛みを和らげてくれる足のツボー「崑崙」ー
崑崙
【取穴部位】
外くるぶしとアキレス腱の間のくぼみの中央
【効果】
腰痛、足のだるさ・むくみ

崑崙は腰痛の際によく使われるツボになります。
前屈をしてみて腰が痛い時に一度他の人に崑崙を押してもらいながらもう一度前屈してみましょう。
腰が楽になっている方は崑崙に効果があるのでセルフで崑崙を押してもらうと腰が楽になると思います。
強く押しすぎないように気持ちのいいくらいの強さで押しましょう。
膝のお皿(膝蓋骨)の役割や膝が動くときのお皿の動き
膝蓋骨とは
膝蓋骨とは膝のお皿のことで人類最大の種子骨と言われています。
種子骨とは関節にある種のような形をした骨のことで、関節の動きを補助する役割があります。
膝蓋骨の役割
膝蓋骨は太ももの骨とすねの骨の間で滑車の役割を果たし、太ももの前の筋肉の力を効率よく伝達させることができます。
膝蓋骨の無いと膝を伸ばすときの筋肉の力がかなり低下することが分かっています。
膝蓋骨の動き
膝を伸ばして座った状態で膝蓋骨を触ってもらうと分かりやすいと思いますが膝蓋骨はいろいろな方向に動きます。
この膝蓋骨の動きが固まってしまうと膝を曲げ伸ばしする際に動きにくくなったりもします。
例えば膝を曲げる際には膝蓋骨は下方向に動き外方向に回ります。
この動きがスムーズに動かなければ膝の曲げ伸ばしもスムーズに動かなくなります。
セルフケア
膝を伸ばした状態で膝蓋骨を上下左右にゆっくりと動かしていきましょう。
普段あまり動いていない方は膝蓋骨があまり動かない場合があるので、しっかりと可動性を持たせてケアしましょう。
走っていると膝の外側が痛いーランナー膝(腸脛靭帯炎)ー
ランナー膝
ランナー膝とは膝の外側が痛くなるスポーツ障害の一つです。
腸脛靭帯というお尻から膝の外側にある靭帯が炎症を起こします。
マラソンなどの長距離ランナーに多いことから「ランナー膝」と呼ばれています。
腸脛靭帯炎ともいわれます。
なりやすい人の特徴
ランナー膝は太ももの骨の大腿骨と腸脛靭帯が曲げ伸ばしにより摩擦が生じ炎症が起こることで痛みが出ます。
腸脛靭帯は膝を約30度曲げるところで膝の骨の出っ張りを乗り越えるので、その時に摩擦が生じます。
なりやすい人の特徴ではO脚の方はなりやすい一つの要因になります。
O脚では腸脛靭帯が延ばされ続ける伸長ストレスがかかり続けます。
効果的なツボ
風市:太ももの外側の気をつけの姿勢で中指の先端に当たるところ
風市は腸脛靭帯上にあるツボになります。
陽陵泉:膝より下の部分(下腿)の外側にある骨の出っ張っているところ(腓骨頭)の少し斜め下のところ
陽陵泉は胆経という経絡に属します。
経絡というツボの通り道のようなものがあり陽陵泉はそのラインにあるためそのラインで痛みが和らぐというような効果も期待されます。
ランナー膝では安静が大切になります。
痛みが出ている間はあまり走らないようにして徐々に復帰をしていきましょう。
腰、足の痺れや痛みに多い神経痛ー「坐骨神経痛」ー
「坐骨神経痛」とは
よく坐骨神経痛と聞いたことがあると思いますがどのような症状なのか説明します。
坐骨神経とは腰から出ている神経で、足の方まで伸びていきます。
その坐骨神経が圧迫されたり刺激されることで坐骨神経が通るところにだるさやしびれやチクチクとしたような痛みなどが走ります。

坐骨神経痛の原因
坐骨神経痛は大きく二種類に分けられます。
一つは根性坐骨神経痛といい原因として腰椎ヘルニアや脊柱管狭窄症などがあります。
もう一つは梨状筋性坐骨神経痛といいお尻の梨状筋という筋肉に坐骨神経が圧迫されることで起こります。
梨状筋症候群とも呼ばれます。
梨状筋症候群のなりやすい人の特徴として長時間座っていることや不良姿勢の持続などが原因にあげられます。
セルフケア
梨状筋のストレッチ:地面に座った状態で片足を前に出し、爪先を内側に倒し上半身を前に倒す
スランプストレッチ:椅子に座った状態で片足の膝を伸ばし前にあげる。背中を丸める。爪先を上にしっかりと立てる。そのまま上半身を少し倒していく。
ヘルニアの方はスランプストレッチをするとしびれなどの症状が出やすいためお控えください。
デスクワークなどで長時間座りっぱなしになっている方は時々立つなどして健康のために気をつけましょう。
腰椎分離症になりやすい人の特徴や原因と症状について
腰椎分離症
腰椎分離症とは疲労骨折の一種になります。

上の写真の緑の部分が腰椎になります。
左が前、右が後ろになります。
前方の四角い部分が椎体と言い椎弓という部分を介し後ろにある突起の部分の棘突起が存在します。
分離症では椎弓の部分が折れることで前方の椎体の部分と後方の部分が分離してしまう状態になります。
どのような人がなりやすい
分離症の好発年齢は10代のスポーツをしている男子が多いとされています。
ジャンプや腰を捻る、腰を反るような動きが多いスポーツでよく起こります。
特になりやすい部分として第5腰椎という腰の骨で一番下の根元で起こりやすくなります。
普段からお腹の力や腹圧が弱く反り腰な方、背中の上の部分が硬く回りにくい方なども多く発症します。
分離症の症状
体を捻る・反る動きで痛みの増強
お尻から足にかけて放散痛を伴う場合もあります。
病院でレントゲンやMRIなどを撮り診断されます。
一般的に保存療法が選択されコルセットなどをして回復を待ちます。
回復したのち原因であった腹圧などを改善して再発予防をします。
痛みがある間は無理をせず回復を待ち分離症にならないように日頃から気をつけましょう。
「偏平足」になると起こりやすい怪我とその予防方法
「偏平足」とは
「偏平足」とよく言われますがどのような状態なのかを説明します。
まず、足には「内側縦アーチ」「外側縦アーチ」「横アーチ」が存在します。
その「内側縦アーチ」が低下している状態が「偏平足」の原因として多い一つになります。
「内側縦アーチ」が低下する原因
内側縦アーチが低下する原因は様々な理由があります。
その中で多くの方がなりやすい原因の一つを紹介します。
それは、「後脛骨筋」という筋肉の機能不全です。
後脛骨筋は内側縦アーチを引き上げる役割があります。
簡単なセルフチェックの一つにつま先立ちをした際に過度に母趾球荷重(足の内側の親指側に体重が乗る)になりやすくなります。
偏平足になると起こりやすい怪我
偏平足になるとシンスプリントや足底筋膜炎などの足部の怪我のみではなく反り腰などにもつながることがあります。
シンスプリントは後脛骨筋という筋肉がとても関係する怪我で、偏平足の場合後脛骨筋に負担がかかりやすい為シンスプリントになりやすくなります。
足底筋膜炎は足の裏が痛くなるケガになります。偏平足の場合歩く際にクッションとなる機能と蹴りだす機能が低下する為足への負担が増え足底筋膜炎と繋がります。
さらに、姿勢のパターンの一つに偏平足→X脚→反り腰→猫背というパターンがあります。

偏平足予防、改善のトレーニング
・カーフレイズ
かかとを上げつま先立ちを繰り返すトレーニングです。
上げた際に親指側から小指側までバランスよく体重がかかるように意識しましょう。
・タオルギャザー
タオルを踏んでもらい、足の指でたぐり寄せるトレーニングです。
足の指先で地面をぐっと一回踏みつぶすようにしてから指をグーに曲げていきタオルをたぐり寄せましょう。
・チューブトレーニング
100均などで売っているトレーニングチューブを使い、足に引っかけ手で外側に軽く引っ張ってもらい足で内側に引っ張り返します。
よく原因になる後脛骨筋を鍛えてアーチを作りましょう。
しゃっくり(吃逆)を止めるのに効果的なツボ―【寺澤ポイント】
しゃっくり(吃逆)の止め方
しゃっくりが出るとなかなか止まらないという体験をしたことがあるかと思います。
そんな時に使ってほしいのが今回紹介する【寺澤ポイント】というツボになります。
寺澤ポイント
【取穴部位】
肩甲骨の中央の「天宗」というツボの約3センチ外側
筋肉(棘下筋)のコリコリっとしたところ
【効果】
しゃっくり(吃逆)、胸脇苦満
寺澤ポイントはしゃっくりの特効穴になります。
しゃっくりが止まらない際は自分で押すのは難しいと思いますので、誰かに押してもらいしゃっくりを止めましょう。
寺澤ポイントは胸脇苦満という症状にも効果があると言われています。
胸脇苦満とは脇腹からみぞおちのあたり、左右の肋骨の下に圧迫感があり、押されると苦しいと感じる症状になります。
胸脇苦満にもすごく効果的なツボになりますので、是非お試しください。










