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猫背が体に及ぼす様々な影響、原因、改善法について
猫背
猫背は不良姿勢の一つとして多くの方に知られています。
姿勢が悪いと言われてまず思いつくのは猫背ではないでしょうか。
猫背になると身体にはさまざまな影響が与えられます。
その影響や原因、改善のためのセルフエクササイズをいくつか紹介します。
猫背になれば胸郭が動きにくくなったりするため呼吸が浅くなることがあります。
呼吸が浅くなることは身体への影響は大きくなります。
①酸素の供給量が減少し脳に影響
脳に届く酸素が少なければ脳の覚醒度は下がり、思考力や集中力は低下します。
②腰痛
腰痛患者の多くの方は呼吸が浅く早く、横隔膜がうまく働いていないという報告があります。
猫背により呼吸が浅くなればこのような影響が考えられます。
他の部位の姿勢不良
猫背になればほかの部分に姿勢の影響を及ぼします
①反り腰
猫背で背中が丸い分腰を反ることでバランスをとり腰痛が発症することが多く見られます。
②肩甲骨が外に開く
肩甲骨は胸郭にくっつくような形で存在するため背中が丸くなることに連動し肩甲骨が外側に開きます。
これにより肩の部分の筋肉が引き延ばされ続け肩こりの原因になったり腕を上げる際に骨同士がぶつかり痛みが発症することもあります。
③ストレートネック
背中が丸くなると頭が前に出ることで首コリ、そこから頭痛へとつながることも多く見られます。
改善のためのエクササイズ
両手をY字に広げ上から下へ引いてくるように動かします。
この時に肩甲骨を下げながら寄せるように意識しましょう。
初めは座り・立ち姿勢から始め、強度を上げれそうならうつ伏せでやってみましょう。
よく猫背のトレーニングとして肩甲骨を寄せると言われますが、ただ寄せるだけでは肩がすくんでしまい良い姿勢は作れません。
肩甲骨を下げる意識が大切だと思っています。
もし効果を実感できましたら続けてみて下さい。

鍼が効く理由について(なぜ鎮痛効果があるのか)
鍼をするとなぜ痛みがマシになるのかを少し説明します。
前に少し説明を書きましたが、もう少し詳しく書こうと思います。
なんとなく筋肉がほぐれたり血流が良くなると説明されたりもしますが、もっと様々な作用が体を楽にしてくれます。

脳内物質
鍼をしてその刺激が脳に伝わることで脳から鎮痛物質が体内に放出されます。
これを内因性鎮痛物質と呼び代表的なものに「β-エンドルフィン」「エンケファリン」「ダイノルフィン」などがあります。
これらが体内に放出されることで痛みが抑制されます。
痛み信号の抑制
痛みは神経を介して脳に届き痛みを感じます。
細かく言えば神経の抹消から脊髄の後根へ伝わり脊髄の後角へ伝わり脳に痛みが伝わるというイメージになります。
鍼をすることでセロトニン、ノルアドレナリンが放出され脊髄後根から伝わる痛みの信号が抑制されることにより痛みが感じにくくなります。
これを下行性疼痛抑制系と呼ばれます。
セロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれます。
幸福感が高ければセロトニンは多く分泌されます。
また運動をした際にもセロトニンは分泌されるため、定期的な運動習慣が痛みを楽にしてくれるというのはこの作用によるものもあります。
他にも鍼による鎮痛のメカニズムはありますが、様々な要因により鍼は効果があるとされています。
興味がございましたら是非一度お試しください。
参考文献
ダイエットに適している季節は実は夏より冬!!
夏より冬の方が痩せやすい理由
夏は気温が高い為汗をよくかくので痩せやすいと思われる方もいると思います。
ですが、汗をかくだけでは体脂肪は消費されません。
暑さに脳が体温を下げようとするため汗が出ます。
この時の汗は運動をしたからかいた汗とはまた少し違うかなと思われます。
一方冬では寒さに対抗したり、体温を一定に保つために代謝が向上しカロリーが消費されます。
代謝の向上
人間は体温を36℃ほどに保つ機能があり、そのために体温を調節する機能が代謝と言われます。
冬は寒い為体温を上げようと体が震えたりすることがあります。
そのため夏より冬の方が代謝が高い為冬の方が痩せやすいと言われます。
おすすめの食べ物
冬は食べすぎてしまう方も多いと思います。
そこで辛い鍋などは身体を温める上に代謝の向上が期待できるためおすすめです。
カプサイシンという成分が唐辛子などに入っており、代謝を向上させる効果があります。
来年の夏のために冬のうちから頑張りましょう!!

肌のしわや老化を予防するためにとるべき抗酸化物質について
抗酸化物質
抗酸化物質と聞いたこともあるかと思いますが、いまいちそれが何なのかという方もいると思います。
抗酸化物質とは体内で活性酸素という物質が細胞に悪影響を及ぼすのを抑制する役割があります。
活性酸素は肌のしわや老化が進んだり、筋肉疲労の原因になったりします。
昔は乳酸が溜まって足がパンパンになると言われていましたが乳酸は悪いものではありません。
むしろエネルギーとして再利用されるのでとても大切なものになります。
その足がパンパンになる原因が活性酸素だと言われており、筋肉が酸化することでしんどくなります。
抗酸化物質がこのように筋肉が酸化するのを防いでくれています。
疲労回復にも効果があります。

多く含む食べ物
抗酸化物質とは主にビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなどが代表的です。
これらを多く含む飲食物をいくつか紹介します。
・緑黄色野菜…ほうれん草やにんじん、小松菜、ブロッコリーなど
・柑橘類…みかんなどの柑橘類はビタミンCを多く含むのでおすすめです
・コーヒー…コーヒーにはポリフェノールが多く含まれていることで有名です
色々な食材をバランスよく食べることが大切です。
老化防止のためにも抗酸化物質を少し意識してみましょう。
歯ぎしりや食いしばりでエラが張るという悩みに対するツボ
エラが張って顔が大きく見える
歯ぎしりや食いしばりが癖になりエラが張ってしまうというお悩みをよく聞くことがあります。
そのようなお悩みの方は起きた時に顎が疲れていたり、気づいた時にぐっと食いしばっていたりがあります。
そんな方におススメのツボを紹介します。
【完骨】
取穴部位:耳の後ろに出っ張っている骨とそこについている筋の間
【頬車】
取穴部位:下あごの角から指1横指分上、噛み締めると筋肉が盛り上がるところ
【下関】
取穴部位:耳たぶの前方、口を開けると凹むところ
【頷厭】
取穴部位:耳の少し上の高さで髪の生え際から約1cm後方、噛み締めると動きを感じるところ

私の知り合いには歯ぎしりがひどく歯列矯正のマウスピースをよく壊していた方が完骨によって歯ぎしりがマシになったことがありました。
また顎を動かす筋肉は顎のみではなく頭にも付いている為強い食いしばりが頭痛の原因になったりもします。
根本の原因としてストレスによる原因やストレートネックによって完骨の場所の筋肉が硬くなることによって起こることもあるため、このツボを使うことで症状が軽減したりもしますが根本原因を解決することが一番だと思います。
睡眠習慣や姿勢など自分である程度コントロールできるところは一度見直してみましょう。
貧血や疲労感を予防するために鉄分の摂取ポイント
鉄分
皆さんも聞いたことがあると思いますが、代表的なミネラルの一つの「鉄分」について少し紹介します。
鉄分が不足すると鉄欠乏性貧血という貧血になりやすくなります。
そのため鉄分をしっかりと摂取することが大切になります。
鉄分には主に2種類に分けられ、ヘム鉄と非ヘム鉄に分けられます。
①ヘム鉄:主に肉類に含まれる、吸収が良い
②非ヘム鉄:主に野菜に含まれる、吸収されにくい
このような特徴があるためベジタリアンのような方では鉄不足になりやすいという傾向があります。
鉄分は食べ合わせ等により吸収が良くなったり悪くなったりするため、摂取時のポイントについて紹介します。
摂取時のポイント
ビタミンC:ビタミンCを共に摂取すると吸収率が亢進します。よく病院でも鉄欠乏性貧血の方に鉄剤とともにビタミンCが投与されることがあります。
緑茶:緑茶に含まれるタンニンが鉄の吸収を阻害するためともに摂取することはお勧めできません。ですが鉄剤の内服の前後30分あけていれば問題ないとされている為、時間を考慮すれば大丈夫といえます。
一日の摂取目標
体から鉄の排出量は一日で男性で約1mg、女性で約2mgとされており、運動はかなりする方では汗からも1mgほど排出されます。
そして、鉄の吸収率は5~20%ほどなので一日に食品から20~30mgの摂取が目標とされます。
鉄分は貧血の他にも酸素の取り込みにも大きな関係があるため、アスリートの方にも持久力にはかなり大切になります。
しっかりと鉄分を摂取するために偏食は避けバランスの良い食事は意識しましょう。

体の安定に必要な腹筋群(腹横筋)の機能について
腹圧を高めるインナーマッスル
腹横筋は体幹を安定させるためにとても重要な役割を果たします。
腹圧を高めるために必要とされる4つの筋のうちの1つになります。
この腹圧が低下すると反り腰や腰痛の原因になることが多く見られます。

四肢を動かす際に重要
腹横筋は手足を動かす際にとても重要になります。
四肢を動かす寸前に腹横筋が活動(先行発火)し体幹を安定させます。
0.03秒ほど早く活動すると言われています。
これがうまく働かなければ手足を上げにくかったり、上げた際にバランスを崩したりします。
さらに、慢性の腰痛患者の方ではこの腹横筋の0.03秒早く活動することが遅れたり機能しなかったりするということが報告されています。
そのため腹横筋を機能させるためのトレーニングが大切になります。
トレーニングメニュー
・ドローイン:お腹を引き込みながら深く呼吸をする。
・ドローインで腹横筋を活動させた後四肢の組み合わせ運動
腹圧呼吸なども有効なトレーニングになりますのでそれについて書いたブログがこちらです。
腰を反らすと痛い「伸展型腰痛」のセルフケアについて
伸展型腰痛
伸展型腰痛とは腰を反らした際に腰痛がある状態をいいます。
反り腰の方に多く見られる傾向があり、ひどい場合には腰椎分離症やすべり症があることもあります。
原因
伸展型腰痛の原因は様々な理由がありますが、やはり反り腰では起こりやすいと思われます。
反り腰で硬くなりやすい筋肉、弱くなりやすい筋肉があります。
硬くなりやすい筋肉:脊柱起立筋、多裂筋、腸腰筋、大腿筋膜張筋、大腿直筋
弱くなりやすい筋肉:臀筋群、ハムストリングス、腹筋群
硬い筋肉が骨盤を引っ張ることによって骨盤が前傾し反り腰が起こりやすくなります。
またほかの原因として腹筋群の機能低下や腹腔内圧の減少も多くの原因の一つになります。
腹筋群をしっかりと働かせることにより体幹や腰部の安定性が高くなります。
腰痛対策に大切な腹圧のメリットとトレーニング方法 – 堺市堺区のあやのはりきゅう整骨院
他にも腰を反る際に背骨が硬く上部の背骨(胸椎)が動かずに腰の部分の背骨(腰椎)のみで腰を反ってしまうことで腰部の関節へのストレスが高まるため痛みが起こることもあります。
セルフケア(ストレッチ)
腸腰筋、大腿直筋のストレッチ
ストレッチの方法は片膝をつきもう片足を前に出した状態で胸を張ります。
体をのけぞることで股関節の前の方が伸びていれば大丈夫です。
大腿直筋の方をより伸ばしたい際は膝をついてる方の膝を曲げ、踵をお尻に近づけるようにしましょう。
太ももの前の方がより伸びるようになっていれば大丈夫です。
スポーツをしている方にも多く発生するためケアはすごく大切になります。
鍼なども凄く有効なケアの手段ではあるためそのような事も試すのもおすすめです。
参考文献
本日より通常通り診療しております
本日より通常通り診療しております
おはようございます!
あやのはりきゅう整骨院です。
当院は本日より営業いたします。
お怪我や痛みが強くなったりしていないでしょうか?
また交通事故などお困りはないでしょうか?
お怪我や交通事故などで痛みが出ている時は直ぐにお電話下さい。
皆様のご来院をお待ちしております。
今年もよろしくお願いいたします。
股関節を曲げた時の詰まり感や挟み込まれる感じについて
股関節の詰まり感
深くしゃがみこんだ時などに詰まり感があることはないでしょうか。
そのようになる原因をいくつか取り上げますのですべてにはあてはまりませんが一例としてセルフケアの役に立てたらと思います。
背骨の動きの悪さ
股関節を曲げる際深く曲げていくにつれて骨盤が後傾(後ろに傾く)していきます。
これを「骨盤大腿リズム」といいます。
骨盤が動く際には脊柱(背骨)も共に動きます。
これを「腰椎骨盤リズム」といいます。
股関節を曲げる可動域は125度程とされておりそれ以上曲げるには骨盤等の動きも必要になります。
そのため背骨が股関節を曲げる時に動かなければ骨同士の衝突や詰まり感を引き起こします。
☟前に少し骨盤のことについて書いたブログになります☟
腰の痛みに関係する「骨盤」の動きや姿勢について – 堺市堺区のあやのはりきゅう整骨院

筋肉の滑走性の悪さ
股関節の付け根にある筋肉がスムーズに動かなければ詰まり感を引き起こします。
詰まり感をよく引き起こす筋肉は「大腿直筋」「腸腰筋」に多いと私は感じます。
揉みほぐすことで解消されることもありますが、触るのが難しい為ストレッチをおすすめします。
ストレッチの方法は片膝をつきもう片足を前に出した状態で胸を張ります。
体をのけぞることで股関節の前の方が伸びていれば大丈夫です。
大腿直筋の方をより伸ばしたい際は膝をついてる方の膝を曲げ、踵をお尻に近づけるようにしましょう。
太ももの前の方がより伸びるようになっていれば大丈夫です。
股関節の詰まりの理由を二つ例にあげてみました。
もし当てはまっていればこれを参考にセルフケアを続けていきましょう。
ストレッチの際は前後で比較して効果を確かめましょう。










