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アナトミートレインという筋膜の連なりについて
アナトミートレイン
人の体にはアナトミートレインという筋膜の連なりがあり、全身につながっています。
この連なりが体が動く際に相互に機能しています。
そのため体のどこかが痛いや関節が動きにくい時に必ずしもその場所の筋肉などが悪いわけではなくほかの場所が悪くなり症状のある場所へ影響を与えていることも考えられます。
例として体を捻じる際にいきにくかったり突っ張る感覚がある時に股関節周辺の大腿筋膜張筋を緩めれば捻じりやすくなったりします。
また肩こりがあり肩を揉んでも治らないというときに手の甲や母指球を触ってあげると良くなるかもしれません。
セルフケアとして
ストレッチ等で硬い筋肉を伸ばすことはもちろん大切ですが一見関係ない筋肉を伸ばすことも大切です。
そのため全身をストレッチすることが大切です。
ストレッチの効果のあげるテクニック【IDストレッチ】
IDストレッチとは
ストレッチの中にはさまざまな方法があり【IDストレッチ】とは筋一つ一つを個別に伸ばすというストレッチです。
ストレッチとは基本的に付着している筋肉が起こっている所から最後に終わるところを引き離すようにすることで筋肉が伸長されストレッチ効果が得られます。
筋肉は多くの繊維でできておりそれぞれ走行があります。
IDストレッチではその走行をより考慮し、一つ一つに筋肉を個別にストレッチをできるテクニックになります。
伸ばしたい筋肉をストレッチしても他の筋が硬く先にその筋の硬さのせいで可動域をだせずアプローチしたい筋が伸ばせない時などにおすすめです。
一つの簡単な例としてお腹から股関節につく筋肉を伸ばしたい際にうつぶせの状態で足を真上にあげるだけでは太ももの前の筋肉に先に限界が来てしまい伸びない場合があります。
その時に足を少し外側に開くことでお腹の筋肉がより伸びるようになります。
この方法は一人では難しかったりもしますが一つのテクニックとして参考になります。
足関節捻挫後の後遺症や捻挫癖にならないために大切なこと
足関節捻挫
足首の捻挫はスポーツ中以外にも発生率が高いためよく知られていると思います。
多いのが足を内側に捻る内反捻挫という捻挫が多くなります。
この捻挫が多くなるのには構造的な理由があります。
外くるぶしが内くるぶしより低くなっており足首を伸ばす際も内反捻挫の方向に行きやすくなっています。
捻挫後の応急処置
捻挫をした際にはRICE処置をするのが基本的です。
RICE処置は以前説明したブログを載せておきます。
捻挫後の後遺症
捻挫後は足関節周囲の筋肉やお尻の筋肉まで筋力低下が起こることがあります。
そのためリハビリでの筋力トレーニングは大切になります。
また捻挫をした際に足の外側の骨の腓骨がずれることがあります。
そのまま固定をすると骨の位置が悪いままになってしまうことがよくあります。
骨の位置が悪ければ力が入りづらいといった症状がみられることが多くなります。
捻挫癖がある方
捻挫癖がある方は多いと思います。
足関節捻挫後はバランス能力が低下することがよくあります。
その理由として体の部位がどこにあるかを感じる感覚の機能が低下することや、足が内反捻挫方向に向かうのを止める筋肉の反応時間の遅延などがあげられます。
そのためリハビリでバランスディスクなどを使いその機能を高めることで捻挫癖を予防します。
捻挫を繰り返さないためにもエクササイズは大切なので、目を閉じた状態での片足立ちを1分を目標に様々な運動を行いましょう。