
無理なストレッチや強刺激な指圧は逆に筋肉を硬くするかも?
筋性防御・伸張反射
強すぎる指圧や、急激なストレッチは上記の「筋性防御」や「伸張反射」といった状態を引き起こす可能性が考えられます。
この二つのメカニズムについて少し説明します。
筋性防御
筋性防御とは強い外力や脱臼を防ぐためにグッと筋肉がこわばることをいいます。
また腹膜炎や虫垂炎(盲腸)の際にお腹を押すと反射的にお腹を硬くします。
いわゆる人間の反射的な防御作用になります。
これはマッサージや指圧でも起こりえます。
強く押されると無意識に力が入ってしまうことはないでしょうか?
その際に「力を抜いてください」など言う人もいますが無意識な反射によるものなのでなかなかコントロールするのは難しいと思います。
緊張などから力が入ってしまうこともあり抜ける力もあると思いますが、「筋性防御」は術者側がコントロールするべきポイントだと思います。
伸張反射
伸張反射とは筋肉が急激に伸びすぎるのを防ぐために筋肉が縮む反射のことを指します。
筋肉の中には筋の長さを感知する「筋紡錘」というセンサーが存在しており、筋肉が急激に伸ばされることによりこの「筋紡錘」が感知して筋肉を縮ませます。
ゆっくり伸ばしましょうとよく言われるのはこの作用が大きい理由になります。
「伸張反射」が起こると筋肉の柔軟性は低下するため、急激な動作でのストレッチは逆効果になる可能性があります。
確かに強く押してもらう指圧やマッサージは終わった後の爽快感や神経の興奮を抑制させ痛みを一時的に緩和させる効果はあります。
しかし逆効果になる可能性も高くあります。
そもそも施術者側がなぜその方法を選ぶかやなぜ痛みが出ているかなどの原因をしっかりと調べた上で施術をしなければただのマッサージ、指圧では効果があまりないと私は考えています。
施術を受ける際やセルフでのストレッチなどのケアの際に少し気にしてみてもいいかもしれません。











