
「偏平足」になると起こりやすい怪我とその予防方法
「偏平足」とは
「偏平足」とよく言われますがどのような状態なのかを説明します。
まず、足には「内側縦アーチ」「外側縦アーチ」「横アーチ」が存在します。
その「内側縦アーチ」が低下している状態が「偏平足」の原因として多い一つになります。
「内側縦アーチ」が低下する原因
内側縦アーチが低下する原因は様々な理由があります。
その中で多くの方がなりやすい原因の一つを紹介します。
それは、「後脛骨筋」という筋肉の機能不全です。
後脛骨筋は内側縦アーチを引き上げる役割があります。
簡単なセルフチェックの一つにつま先立ちをした際に過度に母趾球荷重(足の内側の親指側に体重が乗る)になりやすくなります。
偏平足になると起こりやすい怪我
偏平足になるとシンスプリントや足底筋膜炎などの足部の怪我のみではなく反り腰などにもつながることがあります。
シンスプリントは後脛骨筋という筋肉がとても関係する怪我で、偏平足の場合後脛骨筋に負担がかかりやすい為シンスプリントになりやすくなります。
足底筋膜炎は足の裏が痛くなるケガになります。偏平足の場合歩く際にクッションとなる機能と蹴りだす機能が低下する為足への負担が増え足底筋膜炎と繋がります。
さらに、姿勢のパターンの一つに偏平足→X脚→反り腰→猫背というパターンがあります。
偏平足予防、改善のトレーニング
・カーフレイズ
かかとを上げつま先立ちを繰り返すトレーニングです。
上げた際に親指側から小指側までバランスよく体重がかかるように意識しましょう。
・タオルギャザー
タオルを踏んでもらい、足の指でたぐり寄せるトレーニングです。
足の指先で地面をぐっと一回踏みつぶすようにしてから指をグーに曲げていきタオルをたぐり寄せましょう。
・チューブトレーニング
100均などで売っているトレーニングチューブを使い、足に引っかけ手で外側に軽く引っ張ってもらい足で内側に引っ張り返します。
よく原因になる後脛骨筋を鍛えてアーチを作りましょう。