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下痢点
下痢点
【取穴方法】
手の甲、中指と薬指の骨が交わるところの少し手前のくぼみ
【効果】
下痢
下痢点は名前の通り下痢に対する効果があります。
夏の暑い時期にアイスなどの冷たいものを食べすぎるとお腹が冷えて下痢になってしまうことがあると思います。
そのような時にこの下痢点は下痢の特攻穴になりますので、指で押してあげるとお腹の痛みであったり下痢止めなどに効果が期待できます。
是非お試しください。
ジャンパー膝
鶴頂
【取穴方法】
膝の皿の上縁の中央
【効果】
膝の痛みの特攻穴
鶴頂はジャンパー膝というスポーツ障害でよく使われます。
ジャンパー膝とはバスケやバレーなど良くジャンプをするスポーツをしている方が膝が痛いというときに良くなる症状です。
ジャンプを頻繁に繰り返すことでオーバーユースに起因することが多くなります。
太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)が繰り返し収縮し、その筋肉が集まり骨にくっつく膝蓋腱の付着部に強い牽引力がかかり炎症が起きることで痛みが発生します。
バレーなど繰り返し膝に負担がかかるスポーツをした後や膝の痛みが出て来た際には、大腿四頭筋の柔軟性が低下してることが多く見受けられるので、太ももの前を伸ばすストレッチなどが大切です。
セルフケアのストレッチのやり方は、横向きに寝ころび踵をお尻にくっつけるように膝を曲げ手で足をお尻の方向に引っ張ってあげると太ももの前が伸びると思うので是非痛くない程度にゆっくり伸ばしていくようにやってみて下さい。
鶴頂以外にも膝まわりの筋肉を緩めるためツボは使われますが鶴頂は膝の痛みの特攻穴としては効果が期待できるので、ご自身で指圧でも効果が期待できますので、是非お試しください。
ゴルフ肘
少海
【取穴方法】
肘を曲げた時にできる線の一番内側、肘の内側の出っ張った骨のやや手首側
【効果】
ゴルフ肘、腕の痛み・冷え
少海はゴルフ肘というスポーツ障害の際によく使われます。
ゴルフ肘は内側上顆炎とも呼ばれ、ゴルフクラブを握ったりスイングやゴルフボールを打つ際に肘に内側が痛むといったものになります。
右打ちの方は右ひじ、左打ちの方は左ひじが痛むことが多いです。体をうまく使えていなく手打ちで打ってしまっていたり、ゴルフのやりすぎでオーバーユースによってゴルフ肘になる方が多く見られます。
日常生活の症状としてはドアノブを捻る、タオルを絞る、物を持ち上げるといった際に肘の内側が痛みます。
ゴルフ肘で痛む場所は手を握ったり、指を手首に近づけるような動きをするときに使ういくつもの筋肉が集まるところになります。少海はこのいくつもの筋肉が集まるところに位置するためゴルフ肘の際にはよく使われ、とても便利なツボになります。
セルフケアとしては少海を痛くない程度に指で押してあげると効果が期待できます。またストレッチのやり方は、手のひらを上に向け肘を伸ばした状態で指先を地面に向け反対の手で手前に引っ張ると前腕が伸びると思います。肘が痛い時などに一度お試しください。
テニス肘
手三里
【取穴方法】
肘を曲げた時にできるしわの外側の端から指三本分手首側
【効果】
テニス肘、肩・腕の痛みや痺れ、胃腸の不調など
手三里はテニス肘というスポーツ障害の際によく使われます。
テニス肘とは別名上腕骨外側上顆炎と呼ばれ、名前の通りテニスやバドミントンなどのラケットを使う競技で多く見られるスポーツ障害になります。手首を返して打ったり、バックハンドで打ったりを多く繰り返しオーバーユースによりテニス肘になることが多いです。日常生活の症状としては物を持ち上げたりタオルを絞ったりした時に肘の外側が痛むといったものになります。
テニス肘で主に痛む筋肉として短橈側手根伸筋の起始部が痛むことが多いとされています。この筋肉のところに手三里はあるためテニス肘の際によく使うツボになります。
テニス肘になった際のセルフケアとしては手三里を指圧してもいいですが、強く押してしまうと違和感などが残りやすい場所になっておりますので、ストレッチがおすすめです。
ストレッチは肘を伸ばした状態で手の指を反対の手で手のひら側の手首に向かって心地よいくらいの強さで引っ張るとテニス肘には効果的なストレッチになります。
八邪
八邪
【取穴方法】
手の指の間、水かきのところ、手を軽く握りポコッと出る骨と骨の間
【効果】
歯の痛み、頭痛、手の冷えや痛み、脳梗塞後遺症
八邪は歯の痛みに効くと言われています。
よく使われるのは手の冷えなどでお灸をするとかなり効果があります。
八邪は脳梗塞の後遺症などにも使われます。脳梗塞の後は手にしびれが出るので、刺激を与えてあげることによって症状の緩和を目的とします。
手の冷えに関してはセルフケアでマッサージをしてあげることで効果が期待できますので是非一度お試しください。
寝違えのツボ
後渓
【取穴方法】
手の小指側、手を握った時にポコッと出っ張るところ、手を握った時にできるしわの先端
【効果】
寝違え、肩こり、目の疲れ、頭痛
後渓は首が回らないときや動かないときによく使われます。
後渓に5分ほど鍼を刺して置いておくと首を横に倒す動き(側屈)、首を回す動き(回旋)の可動域が増加したという研究もあります。
寝違えなどの急性の痛みではセルフケアで首の筋肉を揉んだりしてしまうと悪化してしまう可能性もあります。そのような時に後渓を押してあげると寝違えの症状が楽になったりもするので、是非一度お試しください。
大椎
大椎
【取穴方法】
下を向いた時に一番出っ張る首の骨の真下
【効果】
首・肩こり、 風邪、喘息
大椎は温めてあげたり冷やしてあげたりするのがセルフケアとしておすすめです。
大椎を冷えたペットボトルやタオル、保冷剤などで冷やしてあげると体温を下げてくれる効果があります。最近はかなり暑くなってきているので、熱中症予防にとても有効です。冷やしすぎには注意してください。
また、風邪などで寒気がありましたら温めてあげるのが効果的です。暖かいシャワーやカイロ、ホットタオルやドライヤーの風で温めてあげてください。
光明
光明
【取穴方法】
足の外側、外くるぶしから親指の指幅5本分上、足の外側の骨際(前方)にあります。
【効果】
眼精疲労、足のむくみや疲れ、膝痛
光明は足にあるツボなのですが、目にとても効果があると言われています。「明」と名前が付くツボには視界を明るくする効果があり、光明のほかに晴明、翳明などがあります。光明を刺激すると目のまわりの血流量が増加するといった研究結果もあり、目の疲れなどにはとてもいいツボになっています。
セルフケアとして指圧でゆっくり押してあげるか、お灸で温めてあげるのがおすすめです。
三陰交
三陰交
【取穴方法】
内くるぶしから指4本幅上、骨の際
【効果】
生理痛、生理不順、足の冷えやむくみ、シンスプリント
三陰交は婦人科疾患に対してよく使われます。生理痛や生理不順などに効果が期待されるので女性にとってすごくおすすめのツボになります。
シンスプリントとはスポーツ障害の一つで、オーバーユース(使いすぎ)によって起こります。シンスプリントで三陰交の場所が痛むことが多く、そのような症状の時にも使われます。
セルフケアとして生理痛などでお困りの方は三陰交を気持ちのいいくらいの力加減で指圧をしてあげると軽減される可能性がありますので、是非一度お試しください。
足の冷えが気になる方は三陰交をお灸や蒸しタオルで温めてあげましょう。
中脘
中脘
【取穴方法】
みぞおちとおへそを結んだ線のちょうど真ん中
【効果】
胃の痛み、食欲不振、胃もたれ、便秘
中脘は胃の代表的なツボで、胃の症状全般に使われ胃腸の調子を整えてくれるツボになります。
お腹が痛い時など無意識のうちに中脘をさすったりしていると思います。
セルフケアとして、指圧もありますが満腹時やお腹が痛い時などに指圧をすると気持ち悪いかと思います。
このようなときはカイロや蒸しタオルなどで温めることをおすすめします。
お腹が痛い時に中脘を温めて頂くと痛みが和らぐことが多いです。